2012年以降、ブロック単位で広域避難者支援活動に取り組む民間支援団体が集まる「場」=「広域避難者支援ミーティング」を開催してきました。このミーティングを通じて気づいたのは、「避難者同士が支え合う=当事者団体」の存在の重要性です。当事者団体は、避難者がお互いにつながり、自らの意思や考えを理解しあい、求めることにダイレクトに応える活動を展開しています。これら団体の運営について悩みなどを聞きながら、その時々で状況にあわせて活動をサポートしてきました。
これまで組織運営などの経験がなく、新しく組織の基盤をつくることの難しさがあったと思われますが、震災から10年の節目を迎える現在、運営基盤が整い、避難者のために柔軟で、創意工夫のある活動が展開できるようになったと考えています。