避難者(当事者)による避難者支援です。避難先の全国各地では、避難当事者によるさまざまな取り組みがはじまりました。小さなグループから数百人規模の団体まで規模もさまざまで、避難元が同じ地域の方たちによる集まり、また仮設住宅や避難先で出会った避難者同士の集いなど、多様な支えあいがありました。
当事者が支援に積極的に関わった背景には、東日本大震災は、地震・津波に加え、原発事故という複合的な災害により被災者が多数でた大規模災害だったこと、当事者が支援に回らなければならないほど公的支援が十分ではなかったこと、また支援に関する法整備が整っていなかったことなどもあります。