震災当初「何が必要か、何ができるのか」わからないままに活動を始めました。だからこそ、しっかりと避難者の声を聞き、知ることが必要でした。一人ひとりの課題に向き合うには、柔軟性のある多様な支援が求められますが、そのためにも支援者一人ひとりが、避難者の声に耳を傾け考えていくことが必要だと思います。
私たちは、各地のサロンや交流会などで、避難者の方向けに足湯を提供してきました。まずは心身ともに温まっていただくこと、足湯をしっかり提供することを心掛けています。また避難者の声に耳を傾けながら、当事者団体や支援者同士のネットワーク作り、情報共有や発信にも力を入れています。
足湯の活動では直接的に何かを解決することは少ないのかもしれませんが、足湯を提供する相手が少しでもほっとし、一人ひとりがこれから先の人生を思い描いたり、一歩を踏み出す力になれればと思っています。