当会は2011年7月、母子避難のお母さんたちを中心に当事者団体として発足しました。当初は被災3県以外の避難・移住者が半分以上を占めていました。ほとんどは手弁当での活動でしたが、交流会の要望が多くその声に応えようと毎週のように開催。発災当時の話や避難の記憶を語り合い、慰めあったり励ましあったりしながら、ゆるやかなつながりが次第に広がっていきました。発足1年を過ぎたころから、避難先の地元住民も少しずつ運営にかかわるようになり、活動範囲も広がっていきます。発足当初の思いを忘れず、当事者と同じ目線に立ち、気持ちに寄り添い、伴走するような支援をできるだけ心がけたいと思います。