避難者登録のお宅へは年数回の訪問をしています。事前にアポイントを取るわけではありません。いつも玄関先でお話しさせていただき、他愛のない世間話や近況報告を伺います。「お変わりないですか」とお顔を見て帰る場合もありますが、関係性ができてきたからこそ、そこから「夫の体調に波があって…。」「交流会に出たいと思いながら病院以外には外出できていない…。」「最近送ってもらっているお便りや、クイズを楽しく見せてもらっている。」と話が進んでいくとご家庭の様子がわかってきます。
車椅子が必要になった人への対応で地域の社協につなげるなど、具体的に動ける内容もありますが、お母さんが子育ての悩みをぽつぽつと話し出す不安な顔を見ながら「一番の不安要素はなにか」をスタッフで協議することもあります。つないでもまた当協議会へ戻ってしまう案件もありますが安心して相談してもらえる「よろず相談所」的活動をしています。